雨漏り110番が雨漏り多発物件を買ってみた!
社長ブログ
雨漏り110番ネットワーク会員による雨漏りブログ&コラムは、全国のメンバーにより毎日投稿されています。
本日は私雨漏り110番岩手店の菊池が担当です。今回で4度目の投稿となります。
雨漏り110番が雨漏り多発物件を買ってみた!❶
本日の雨漏り110番コラムは、雨漏り110番岩手店の菊池が担当します。
宜しくお願いします。
雨漏り110番のチャレンジ、雨漏りのデパートを購入
先日、雨漏りが多発している建物を購入しました。
築40年超、空き家期間が10年程、補強コンクリートブロック造の陸屋根物件です。
一般的には、雨漏りしている建物を喜んで購入する方は滅多にいないはずです。
大きな故障を抱えているわけですから、資産価値も大幅な目減りをします。
最近は、中古住宅の流通でもホームインスペクションが一般的になってきました。
インスペクションにおいても、重要な項目が雨漏りです。
雨漏りしているとなると、購入希望者も購入意欲の減退を招くのは間違いありません。
雨漏り物件は通常の中古住宅流通からは外れてしまうほど、大きなハンデを背負うことになります。
なぜ、雨漏り物件を購入したのか?
我々は日々、雨漏りでお困りの方からのご依頼で、雨漏り調査及び工事を行なっております。当然、お客様からすればできるだけ低予算で完治することを望まれます。
我々も協議の場で様々な工法・手法を提案し、解決に向けて力を尽くすわけです。ただ、お金をいただいて工事する訳ですから、確実に結果の出る(と思われる)内容しか提案できません。チャレンジングなことはお勧めできないのです。
「自社物件だったら、チャレンジし放題だ!」
これが購入の大きな理由です。
失敗覚悟で、様々な工法、手法を試せるのです。
雨漏り退治の実験棟購入、これが本当の目的です。
雨漏りデパートの現況
物件概要
構造・規模:CB造/S造ALC 地上2階地下1階
防水層:塩ビシート機械固定工法・ウレタン塗膜密着工法
経年時:竣工後40年超 10年程前にリフォーム歴有り
以下現況
写真1
屋上概観
写真2
2階漏水状況
写真3
1階漏水状況
写真4
サンルーム漏水状況
まだ契約前なので、詳細な現調は出来ておりません。
当該建物は、以下の通り雨漏り危険ポイントが多数あります。
・CB造にS造を増築
・屋上の塩ビシート防水に手摺が貫通
・外壁塗膜の劣化が顕著(ほぼ無い)
・後付けサンルーム有り
・地下室有り
・一部スチールサッシ
一次診断の状況ではありますが、上記項目にほぼ全て雨漏り現象が見られます。
地下室は、酸欠等危険があるため未確認です。
次回から、詳細な調査に入ります。
私達、雨漏り110番グループはお客様のご要望と現状の劣化状況を踏まえ、常に最善のご提案を心掛けております。雨漏り案件及び建物の保護の面からも、是非お声掛けください。問題解決に向けて、全力で取り組ませていただきます。
2019年6月27日 雨漏り110番岩手店 菊池裕悟