北日本外装の、改めての自己紹介です^_^
社長ブログ
当社は平成15年に創業以来、一般住宅をはじめ公共施設などの建築物の防水・塗装の改修施工に携わって参りました。
当初は建設会社や工務店の下請け専門でした
創業当初はゼネコン、大手リフォーム会社、工務店の下請けがほとんどで、予算と工期、仕様通りに仕上げることが第一主義となっていました。
当社も施工スタッフをフル稼働させて、連日の残業と休日出勤でなんとか与えられた工期を守り、無理な指値を課せられ赤字でも元請けに嫌われずに次の仕事を貰うことが何よりも大事と考えておりました。
無理難題を突きつけられても、罵倒されても、我慢、我慢。
目の前の仕事を失うのが怖かったのです。
そして、仕事って、こんなものだと自分に言い聞かせてました。
転機の瞬間 ユーザー直接の営業形態へ
ある日、市内のビルオーナー様から電話がありました。
建物の外装を見て欲しいとのことです。
その建物は数年前に建設会社の下請けで部分補修に伺った現場でした。
その方とは補修の際に意見を聞かれて、私なりの見解を述べさせていただいた経緯がありました。
工事のプロとして、納得のいく意見だったとのことで、記憶してくださっていたようです。
当時の元請けが廃業したこともあり、直接お声を掛けていただきました。
現地調査から診断とヒアリング、設計、そしてご提案。
全力で取り組みました。
元請けとして初の、全面改修工事の受注。そして完成。
完成検査の際、そこには、お客様の満足の笑顔がありました。
そして、施工スタッフ達の達成感に溢れた顔と顔。
私の目の前の風景が変わりました。
『 これが我々の仕事だ! 』
今後、下請け仕事はやらない。建物オーナー様と直接お取り引きする!
創業後、初めて大きく舵を切った瞬間でした。
新たな挑戦と困難 新天地は遥か遠く、現場が無くなった
繰り返しますが、それまでは下請けや孫請けのみで、新規の直接営業はほぼやったことがありませんでした。
しかも、これからは全てエンドユーザー対象です。
ホームページと会社案内の作成、チラシのポスティング、DM発送、各媒体への広告。
加速的に減っていく預金残高を横目に、歯を食いしばって歩き始めました。
新天地を夢見ながら、です。
しかし、なけなしの、120万円もの大金を投じたホームページは一切仕事をしませんでした。問い合わせは、ほぼゼロ。今考えれば、製作会社もあまり真当な会社ではなかったような。当社も事業者ですので、全て自己責任です。一個人のように、消費者センターが助けてくれるわけではありません。
気づくと、目の前の仕事が無くなっていました。
現場がないので、施工スタッフも動員してのポスティングです。
努力は叶わず単月売り上げ20万円。利益ではなく売り上げ金額です。
家賃さえも捻出できませんでした。
インクジェットプリンターからプリントアウトされていく自前のチラシを眺めながら、インクってなんて高いんだろう?と思ってました。
泣きそうです。いや、泣いていたかもしれません。よく覚えていません。
悪いことは続くもので、取引先の倒産、同業他社との訴訟合戦に巻き込まれ、自身も疲弊していきました。こんなことしている場合じゃないのに…。
素晴らしい仲間との出会い
長く引き合いがないと、自分がやっていることに自信がなくなってきます。
不安で仕方なくなります。
現状を打開するために何かヒントがないか?
お金もない中、セミナーや書籍に投資することと情報に接する手間だけは惜しみませんでした。
そんな中、あるブログに目が止まりました。
『リフォーム社長の日記』
当社と同じような防水屋さんの社長ブログです。
当社と同じような、現場の作業の様子や営業日記的なもの、外装リフォームに関する情報などが綴られています。
ただ、大きな違いがありました。オーナーさん直接の仕事のみで、半年以上先まで仕事は埋まっている。お客さんに半年以上待ってもらってる⁉
まさに『行列のできる防水屋さん』です。
うちと何が違うのだろう?
全ての投稿を貪るように読みました。
光明が見えた!…気がしました。
居ても立っても居られず、電話をしました。
「会ってください!いろいろ教えてください!」
この方が人呼んで『伝説の雨漏りハンター』全国雨漏り110番グループの代表で、NPO法人雨漏り診断士協会の専務理事でもある唐鎌謙二さんです。
二つ返事で面会の了承を頂き、川崎へと急ぎました。
ある決意を持ちながら。
決意とは”なんとか弟子にしてもらおう”という事でした。
これしか、”この商売で生き残る術はない”とさえ、思っていました。
現在とビジョン
現在、全国約40社の雨漏り110番ネットワークの一員として、当社は活動を致しております。
雨漏り修理の施工件数東北No. 1のお墨付きを頂いております。
外壁塗装も岩手県施工実績No. 1とアステックペイントジャパンから表彰頂きました。
- 「この建物がもし、一生の恩人の建物だったら」と考えて提案・施工する
- 小手先のテクニックではなく、「正直が最強の戦略」
綺麗事と笑われても、唐鎌さんから教えられたこの姿勢を貫こうと決意しました。そして、僕と同じように、綺麗事が好きなスタッフさん達と仕事をしていこうと決めました。
お客様に価値を提供し続ける事が私たちの仕事です
仕事とは、お客さんに「価値」を提供してその見返りにお金をもらう活動です。
外装リフォームを通じて、お客様に必要不可欠な、かつ満足できるサービスを提供するのが我々の仕事です。
その目的を達成するために、私たちは常に向上し続けなくてはなりません。
工事品質とサービスの向上を図り、時代と共に進化していく工法・材料を常に分析・検討し、『お客様にとって最善のご提案をすること』これが当社の終わりのない課題です。
すべからず建築とは基本的に水との戦いです。
お客様の大切な資産たる建物を美しく長く保たせること、雨漏り110番と多くの現場で培った技術でお役に立ちたいと考えております。
スタッフ一同、今後とも全力でお客様にお喜びいただける外装リフォームのご提供を心掛けて参ります。
代表取締役 菊池裕悟