遮熱塗料の正体を暴く⁉︎ 奥州市の塗装店が明かす遮熱塗料の本質とは? Part1
社長ブログ
遮熱塗料って何?
「太陽からの熱線(近赤外線)を反射させて、建物内部に侵入する熱を低減することによって室内の温度上昇を抑え、省エネ、引いてはCO2削減、ヒートアイランド現象を防ぐ高日射反射塗料」
一般には上記のような定義になるかと思います。
遮熱塗料の効果ってどのくらい?
遮熱塗料で検索すると、塗料メーカーや塗装屋さんなど様々な効果を訴えています。
「室温が8度も下がった!」
「電気代が30パーセントも削減された!」
などなど。
凄いですね。屋根や外壁に塗るだけでこのような効果が得られるとしたら、素晴らしいことです。
でも、本当にこれができたら魔法です。塗装のみでこんな劇的効果はあり得ません。
と言うことで、遮熱効果を測定してみた
実測場所は前沢。この日の気温は約33度。
上記の通り屋根表面温度は施工前66.5度に対して遮熱塗装施工後は39.2度と大幅な改善が見られます。
この数値だけ見ると、劇的な効果があるのでは?と感じると思います。
社内で実験してみました。鋼板をヒーターで炙ります。
上の写真は右側鋼板無塗装、左はその鋼板に遮熱塗料を塗ったものです。
ひっくり返して温度測定。
我々も驚いたのですが、生地の鋼板の方が裏面温度が低いのです。
時間が経過するにつれて両者ほぼ同じ温度になります。
裏面温度だけを見れば遮熱効果は疑問符がつきますね。
じゃあ、遮熱塗料って効果が無いの?
いえいえ、そんなことはありません。
確かに効果はあります。前述した、劇的な、と言うようなほどはありませんが。。。
では、どんな効果があるか?
キーワードは輻射熱です。
次回も引き続き遮熱塗料について書きます。