雨漏りと悪魔の証明
社長ブログ
雨漏りしていないという証明は出来ないのです
悪魔の証明(あくまのしょうめい、ラテン語:probatio diabolica、英語:devil’s proof)とは、証明することが不可能か非常に困難な事象を悪魔に例えたものをいう。中世ヨーロッパのローマ法の下での法学者らが、土地や物品等の所有権が誰に帰属するのか過去に遡って証明することの困難さを、比喩的に表現した言葉が由来である
By Wikipedia
先日、こんなお問い合わせをいただきました。
室内がカビ臭い、特に2階がひどい、中でもコンセントボックスから匂いがしているようだとのこと。
壁の中で結露か雨漏りしているのでは?と不安だ、雨漏りしていないか調査してほしいとの事でした。
この物件、地元の住宅会社より建売住宅を購入して3年程度の御宅とのこと。
当然建てたこの住宅会社さんに対応を求めるも、
「天井裏も点検して異常無し、室内の壁紙も雨漏りの痕がないので雨漏りはしてません」
というわけで様子を見てください、と言われているそう。
お客さんは納得できず、壁を剥がして点検してくれ!と伝えるも、そこまでは出来ないとのことで、すったもんだしてて、ご自分で雨漏り調査会社を検索し、結果弊社に問い合わせしたとの事でした。
大変お困りのことと、お気持ちは察します。
が、雨漏りしていないという証明は出来ないのです。
何故か?
仮に散水して、被疑箇所に1時間もかけて出ませんでした、だから雨漏りはしてません、とはなりません。
散水調査はあくまで現在雨漏りしている箇所に人為的に再現を起こすことです。人為的に、というところが肝心です。自然現象を人為的に完全に再現する事は当然できません。雨の強さ、降っている時間、風向き及び強さ、気圧との関係、これらが複合的に混じりあっているのが気象条件です。
散水調査は単に降雨の状態しか再現できません。
稀なケースですが、外壁に単に散水しても再現できなかったのが、室内の換気扇を回したら再現できたということもあります。これは気圧が関係していたということですね。
我々雨漏り110番グループの使命は、雨漏りでお困りの方々のお悩み解決です。
顕在化している雨漏りの原因、雨水侵入路を明らかにし、対処方法を策定することになります。
では、この方のお悩みは解決できないのか?
いえいえ、そうではありません。カビ臭でお困りのケースでも、様々な調査手法があります。いきなり壁を剥がさなくても可能な非破壊検査方法もあります。是非ご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
弊社では、劣化具合を調査し、ご要望をお聞きした上で最善のプランをご提示できるよう努めて参ります。
お気軽にご相談ください。
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